南西急行電鉄研究会

NEWS-Lineのダイヤ

 NEWS-Lineとは南西急行東京線(緩行線)・新東京メトロ谷町線新東武鉄道(館林・新栃木以南)の直通運転系統に付与された愛称であり、令和3年3月ダイヤ改正以降、当研究会ではこの愛称を基本に記事を記載するように方針を変更した。

1.NEWS-Lineのダイヤの基本

(1)列車番号体系

 NEWS-Lineでは、新東武線(上り)→谷町線(A線)→南西急行線(下り)の方向の列車を南行列車、南西急行線(上り)→谷町線(B線)→新東武線(下り) の方向の列車を北行列車と呼ぶ。

 南行列車は北千住で列車番号を新東武線内のもの(偶数)から南西急行線内のもの(奇数)に変え、北行列車は旗塚で列車番号を南西急行線内のもの(偶数)から新東武線内のもの(奇数)に変える。列車種別も列車番号と連動して変更される。ただし、南西急行からやってくる谷町線内止まり(北千住行を含む)の列車は旗塚で列車番号を変更しないので偶数のままになる(そのような列車は谷町線内は各駅に停車するので列車種別は各停となる)。よって、谷町線内では、列車番号の偶奇によって運転方向を特定することはできない。

 ただし、列車番号は、南西急行側で各停に0000台、準急通勤準急通勤快速準快に1000台を、新東武側で急行区急に2000台、準急準快に3000台を割り当てており、谷町線内では千の位で運転方向と直通運転先での列車種別が判る。

(2)準快列車について

 NEWS-Lineは、地下鉄区間における通過運転を古くから実施しているのが特徴。昭和59年のダイヤ改正で、日中に南西急行側から乗り入れてくる準急西麻布谷町を通過したことが始まりであり、当時は、地下鉄の路線名になっている谷町駅を通過する点が物議を醸した。このダイヤは、南西急行側から谷町線に乗り入れる列車のスジを全て北千住まで引くことができず(北千住駅の着発線不足による)準急大手町で折り返しさせる時間を確保するために構成されたものである。

 その後、平成9年の北千住駅改良の際のダイヤ改正で、大手町折返しの列車を北千住まで運転できるようになり、谷町線内の通過列車として新たに区間準急の列車種別名称が与えられ、通過駅に鳥越白鬚橋が追加された。これは、経由地の魅力がイマイチ乏しい(少なくとも当時はそう見られていた)谷町線の速達性を向上させて乗客を呼び込むための措置である。

 それから長い間種別名として区間準急が使われてきたが、より上位の種別(谷町線内は各駅停車)との関係性が利用者には極めて判りにくかった。しかし、新東武鉄道・南西急行共に異なる列車種別体系を採っており、営団(当時)を含めた三者で共通に使える名称がこれしかなかったのである。この状況が改善されたのは11年が経過した平成20年6月のダイヤ改正であり、新東武鉄道側の列車種別名称が大幅に見直されたことを受けて、南西急行・新東京メトロ・新東武の三者において

  • 谷町線内で通過運転を行う列車を準快と呼称し三者で共通に使用する。
  • それ以外の種別は全て谷町線内は各駅停車とする
  • 新東武鉄道と南西急行の列車種別のイメージカラーを統一する

 という新ルールが発効した。準快だけは、南西急行でも新東武線でも同じ名称を使用し、途中で列車種別を変えない(列車番号は変わるが)ようにダイヤが組まれている。

NEWS-Lineのダイヤ/NEWS-Lineの列車種別.png
NEWS-Lineの列車種別

(3)特急列車について

 NEWS-Lineの北千住以北は新東武鉄道の各種特急が頻繁運転され、北千住以南は美咲空港アクセス用に特急ひよどりが早朝の南行2本と深夜の北行2本が設定されている。停車駅は新東京メトロ谷町線内の各駅。ただし、コロナ禍の影響により空港アクセス需要の激減を受けて令和3年3月ダイヤ改正では当面の間運休の扱いとなっている。

2.日中のダイヤ

 日中の基本パターンでは、南行列車で見ると

  1. 新東武線急行→谷町線内準急→南西急行線内準急
  2. 新東武線準快→谷町線内準快→南西急行線内準快
  3. 北千住始発→谷町線内各停→南西急行線内各停

 北行列車で見ると、

  1. 新東武線急行←谷町線内急行←南西急行線内準急
  2. 新東武線準快←谷町線内準快←南西急行線内準快
  3. 北千住終着←谷町線内各停←南西急行線内各停

 …このようにダイヤがつながっている。

NEWS-Lineのダイヤ/2021NEWSLine日中ダイヤ.png
東京線(緩行線)日中ダイヤパターン(令和3年3月ダイヤ改正

東京線との接続関係

 南西急行では旗塚駅場面における東京線・NEWS-Lineの乗換利便性に格別の配慮をしており、日中の基本ダイヤパターンでは快速各停、目黒台線普通準急急行準快がそれぞれ相互接続している(平成27年7月ダイヤ改正から)。

 特に、目黒台線普通がNEWS-Lineの準急と接続することで、新宿渋谷では急行快速普通のどれに乗っても紅林への速達列車を利用できる。ただし、現在のダイヤパターンには副作用もあって、乾駅場面では相互の乗り換えに2~5分の待ち時間が生じている。

NEWS-Lineのダイヤ/2021東京線NEWSLine接続ダイヤ.png

3.平日朝ラッシュ時

 令和2年3月14日ダイヤ改正で、朝ラッシュ時の上り列車(北行)は、通勤快速通勤準急紅林以北でそれぞれ5分ヘッドで走るパターンに大改編された。平均運転間隔は2分30秒となる。紅林駅神宮線と本線の列車が接続する他は列車順序が変わる場面が無くなり、ダイヤ乱れへの耐性が格段に向上した。ただし、特に新神津末木槙坂有川の4駅では利用可能な列車本数が半減するという副作用もあり、賛否両論がある。

 また、ラッシュ輸送後の下り列車(南行)は、本線系統の準急神宮線系統の各停がそれぞれ5分ヘッドで運転される。準急旗塚紅林間に16分を要し、以前の12~13分に比して大幅なサービスダウンと言わざるを得ない。

NEWS-Lineのダイヤ/2021NEWSLine平日朝ダイヤ.png
東京線(緩行線)平日朝ラッシュ時ダイヤパターン(令和3年3月ダイヤ改正

4.平日夕方ラッシュ時

 夕方ラッシュ時は、南西急行線内で7分30秒に準急1本・武蔵神宮発着各停1本という極めて単純なダイヤとなる。また、恵比寿発車場面で17時~22時台という長い時間帯にわたって列車が増発される点は、他の民鉄各線には無いNEWS-Lineの特長となっている。

 南行では、準急の速達性確保の観点から新東京メトロ谷町線内でそのすぐ後に南行各停が走っており、準急の混雑を助長するダイヤとなってしまっている。北行では、新東武線内の人気列車(急行区急)のすぐ前に準急各停を入れて混雑を緩和していることが判る。

NEWS-Lineのダイヤ/2021NEWSLine平日夕ダイヤ.png
東京線(緩行線)平日夕方ラッシュ時ダイヤパターン(令和3年3月ダイヤ改正

5.休日ダイヤ

 緩行線の休日ダイヤは基本的に平日日中のパターンを終日繰り返すだけであるが、朝時間帯の南西急行側では輸送需要に対応し切れていない面があった。そこで、平成25年12月ダイヤ改正では神津新宿間の準急が15分間隔で8本増発され好評を博した。その後、平成27年7月ダイヤ改正で急行線のダイヤパターン変更に伴い新宿乗り入れが不可能となったため大手町行に変更されている。その折り返し列車は南行準急として運転され、南行方向の輸送力不足の問題も解消している。

NEWS-Lineのダイヤ/2021NEWSLine休日朝ダイヤ.png
東京線(緩行線)休日朝のダイヤ(令和3年3月ダイヤ改正

ダイヤ研究室  路線別解説⇒  東京線  目黒台線  NEWS-Line  神宮線  青海線  水澄線


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