5400系
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1.登場の経緯
5400系は、平成12(2000)年度に今後の南西急行の標準車として新機軸を数多く盛り込んで登場した急行用車両である。3000系・5200系と共通運用を組み、東京線(急行線)の車両運用を効率化することを目的に投入されたもので、位置づけとしては5000系の置き換え車両である。
本形式には、平成12・13年度に登場した96両の「前期車」と、平成17(2005)・平成20(2008)年度に登場した48両の「後期車」、さらに令和3(2021)年度に他形式から編入された32両の「編入車」の3グループがある。後期車は平成24年度に改造のうえ6200系に改番された。
令和4(2022)年10月現在、128両全車が関浜車両所に所属している。
2.主な仕様
5400系の車体は日立製のアルミ車体(A-Train)となり、これまでのステンレス車体から方針が変更された。FSW(摩擦撹拌接合)により構体接合部が見た目では全く判らず、外観が非常に美しい。また、側窓は全て固定式となって車体構造が簡素化され、冷房故障等の異常時に備えて車端部に換気口が備えられている。
編成構成・電気機器や車内の座席配置等は5200系の設計を踏襲しているが、車体のアルミ化によってパワーウェイトレシオが改善され、走行性能はさらに向上している(登場当初は加速時の衝動が大きいという不評もあった)。先頭部はコストダウンのために切妻形になり、非常用扉が中央に設けられた。これに伴い操縦スペースが狭くなったので、機器類のコンパクト化のために車両情報管理システムTIMS(JR東日本E231系と同じもの)が採用され、車両機器のほとんどの操作が運転台のタッチパネルからできるようになった。なお、タッチパネル自体は2個装備され冗長性が確保されている。
後期車の仕様については6200系の項を参照されたい。
3.空港アクセス対応改造

本件に関しては空港アクセス対応改造#4.5400系の改造を参照されたい。
4.リニューアル


平成30(2018)年度からリニューアル工事が開始された。その内容は以下のとおり。
- 先頭部の行先表示器を大型のフルカラーLEDタイプに更新
- 先頭部前照灯・尾灯を高輝度LEDに交換
- 扉間のシートを、固定シート+転換クロスシート3列+固定シート の構成から 転換クロスシート5列 に更新(全シートを交換。ただしシートピッチは850mmのまま)
- VVVF制御装置・補助電源装置(SIV)・CP等を更新
- 側扉のガラスを複層ガラスに変更し結露を防止
5.2600系からの編入
令和3(2021)年、一般用車両の再編に伴い、2600系から本形式に4編成が編入された(4・5号車は2200系の空港アクセス対応改造済のT車を組み込んでいる)。保安装置としてTSP-ATSを残置しており青海線市浜以南・水澄線上原以西へ入線可能で、その点を在来車と区別するため社内では俗称として5550系と呼ばれる。
5400系と2600系は登場時期や設計が同じで、5550系は5400系のリニューアル待ちの編成とほぼ同仕様となる。そのため、5400系へ編入したという取り扱いになっている。
5.妄想の解説
JR九州815系・西武20000系に採用された日立のアルミ車体(A-train)に刺激されて設定した車両です。前面デザインは815系を筆者の好みにアレンジしています。正直に言えば、815系登場当初、筆者はあまりにも合理化されすぎたゲテモノ車両と見ていましたが、その後のA-Trainの関東地方での普及を見て考え方を改め、南西急行でも取り入れました。Visioのようなツールで描くとアルミ車という感じが今一つ出てこないのが困ったものです。
種別 | 現有車両 | 退役車両 | 旧世代車両 |
通勤用車両 | 1600系 8連×19本=152両 1800系 8連×16本=128両 | 1000系 1400系 | |
一般用車両 | N2000系 6連×16本=096両 2400系 6連×14本=084両 | 2000系 5000系 | 4600系・4200系 4800系・4400系 |
急行用車両 | 3200系 8連×14本=112両 5200系 8連×14本=112両 5400系 8連×16本=128両 6200系 8連×08本=064両 | 2000系 5000系 3000系 | 4000系(快速用) |
臨時用車両 | 6400系 4連×13本=052両 7600系 4連×08本=032両 | 6000系 | |
特急用車両 | 7400系 8連×13本=104両 7800系 8連×14本=112両 | 7000系 7200系 | 8000系 |