南西急行電鉄研究会

3000系

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3000系/3000系急行色先頭.png
3000系先頭部

3000系/3000系急行色側面.png
3000系側面(改修後)

3000系/3000系急行色車内.png
3000系側面(改修後)

3000系/3000系快速色先頭.png
3000系先頭部(登場当初)

3000系/3000系快速色側面.png
3000系側面(登場当初)

3000系/3000系快速色車内.png
3000系車内(登場当初)

3000系/3000系編成図.png
3000系編成構成

1.登場の経緯

 南西急行発足後の基幹路線である東京線は、昭和57(1982)年度から投入した5000系によって主力列車たる急行のサービスレベル向上を果たしたが、快速は依然として4000系のままであり格差が広がった。そこで、新たな快速車両として昭和63(1988)年に本形式が登場した。

 南西急行で初のVVVFインバータ制御車であり、故障対策として予備車を含めた編成数が確保され、予想どおり初期故障の多発には悩まされたが無事乗り切っている。

 平成14年3月ダイヤ改正に伴う快速急行の共通運用化により急行にも充当されるようになった。全14編成112両が関浜車両所に所属していたが、経年が30年近くなりホームドア整備計画に適合しない点などが問題視され、平成29(2017)年度から後継車3200系へのリプレースが始まり平成30(2018)年上期に全車が退役した。

2.主な仕様

 前作5000系2000系のマイナーチェンジ車だが、3000系はフルモデルチェンジ車であり、VVVFインバータ制御、軽量ステンレス車体、軽量ボルスタレス台車等の新機軸が盛り込まれている。

編成
TcMM'TTMM'Tc'の8両固定編成で、SIV、CP、パンタグラフをM車に集中配置している。M'車には自車を駆動するだけのインバータ装置が搭載されているのみで、必要があれば編成から抜くこともできる。従来車が4両編成であったのに対し8両固定編成に改められ、M車に2台搭載していたパンタグラフは1台搭載に変更、編成中2台のパンタグラフを相互に接続することでパンタ数削減と離線アーク防止を両立させた。この集電方式が現在に至るまで南西急行の基本方針となっている。
車体
軽量ステンレス車体を南西急行として初採用。扉・窓の配置は4000系を踏襲した。これは、本形式を4000系の車体更新車として登場させる案があり、機器類のレイアウトを4000系に合わせることで配線・配管類の設計コストを低減することを狙ったためである。結局、完全新造となったのでそうする意味はあまり無かったが…
運転台
非常用扉を車掌台側に寄せた左右非対象の形式となり、操縦スペースが広くなった。これも、4000系の運転台の設計を踏襲するための構造である。前面の扉は貫通扉ではなくあくまで非常扉であり、他形式との併結は考慮されていない(南西急行では編成を併結する際は必ず貫通扉付きの車両同士を突き合わせることとしている。さらに地下区間を営業運転する場合は幌で編成間を行き来できるようにする)。この前面デザインは結果として好評であったので後の5200系にも踏襲されている。
座席
登場当初は、車端部にボックスシート、ドア間に固定席2列と転換座席2列を配し、ドア付近の立席スペースに補助席を計24席配置していた(総座席数は中間車で72席であり、後述の改修後が60席であるからかなり多かった)。ラッシュ時は、補助席はロックされて使用不可能となり、立席を中心とした収容力重視の構成となるが、日中は気軽に座れる補助席を活用することで「座れる快速」を印象づけ、急行に流れがちな乗客を快速に誘導する試みがなされたのである。本形式の前の快速用車両である4000系はオールロングシート車であり、ラッシュ時の収容力に優れていたが、急行用の5000系は転換クロスシート車であり、それと比べるとサービスレベルが劣って見える。そこで、転換クロスシートを使いつつもロングシート車並みの収容力を確保するため、このような設計となった。しかし、実際には、混雑が激しくなると補助席の乗客が立席客と干渉する等の不都合が発生し、平成7年以降、5200系と同様にドア間に5列のクロスシート(両端2列は固定、中間3列は転換可能)を配して補助席を廃止する改造が行われた。また、車端部の座席もロングシート化された。

3.妄想の解説

3000系/green_car.gif
ボツになった快速用グリーン車

 3000系は、妄想当初はグリーン車を連結した10両編成の快速専用車で、急行用の5200系と同時に登場したことにしていました。しかし、2つの新型車両を同時に登場させるというのはよほどの大手私鉄でもない限り不自然なので、3000系が5200系のルーツであるという設定に変更しました。昭和62(1987)年登場のインバータ制御車ということで、現実世界の小田急1000形と同世代ということになります。

 ドア位置が後継車種5200系5400系と異なることが厄介な問題を引き起こしつつあり、退役することになりました。これまでのご愛顧、誠にありがとうございました。


種別現有車両退役車両旧世代車両
通勤用車両1600系 8連×19本=152両
1800系 8連×16本=128両
1000系
1400系
一般用車両N2000系 6連×16本=096両
2400系 6連×14本=084両
2000系
5000系
4600系4200系
4800系4400系
急行用車両3200系 8連×14本=112両
5200系 8連×14本=112両
5400系 8連×16本=128両
6200系 8連×08本=064両
2000系
5000系
3000系
4000系(快速用)
臨時用車両6400系 4連×13本=052両
7600系 4連×08本=032両
6000系
特急用車両7400系 8連×13本=104両
7800系 8連×14本=112両
7000系
7200系
8000系


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