南西急行電鉄研究会

2600系

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2600系先頭部

2600系/2600系側面.png
2600系側面

2600系/2600系車内.png
2600系車内

2600系/2600系8両化八浦検車区所属車両.png
八浦検車区所属車両
2600系/2600系8両化御幸台検車区所属車両.png
御幸台検車区所属車両

2600系/2600系8両化編成構成図.png
2600系編成構成

1.登場の経緯

 2600系は、青海線水澄線一般用車両2000系の置換用として出現した形式である。2000系は44編成もあるので当時は2200・2400台が空いておらず、2600台の番号となった。平成12年に12本48両が登場して以来、平成14年度までに32本128両が投入され2000系を淘汰した。

 それまで、一般用車両は、もともと急行用である2000系5000系が格下げされて使われてきたが、当時の東京線用車である3000系5200系は8両固定編成であり、4両編成で併結が可能な仕様に改造するのは手間もコストも時間も必要であった。そこで、本形式は青海線水澄線に新造投入するように方針が変更され、お下がりにばかり乗せられてきた両線の乗客から好評を得た。

2.登場当初の仕様

 本形式は、設計自体は5400系とほとんど同じで、相違点は、4両編成仕様としてM車にパンタグラフを2基搭載していることと、2編成併結に備えて先頭車に電気連結器を装備していることぐらいである。

 先頭部には5400系と同様の非常用扉(貫通扉ではなく)を備えている。南西急行では、地下区間が多い東京線を営業運転する際は乗客の避難路確保のために編成間を貫通させるルールになっているが、「2600系を4両+4両の編成で東京線の営業運転に充当する場面はほとんど無いだろう」(そのような運用は8両運転を基本とする5000系が担うべきである)と割り切ってコストダウンしたのである。

 なお、必要な場合(例えば一般用8両編成車の運用に代替充当するなど)は非常扉を取り外し、幌を取り付けて貫通させる。この作業にはメチャクチャ手間がかかるため、作業環境・要員を確保できる車両基地でしか実施しない前提であった。

3.リニューアル

 平成30年度から本形式のリニューアルが開始された。工事の概要は、

  • 先頭部の行先表示器を大型のフルカラーLEDタイプに更新
  • 先頭部前照灯・尾灯を高輝度LEDに交換
  • 車内設備を転換クロスシート仕様から固定セミクロス仕様(2200系と同タイプ)に変更
  • VVVF制御装置・補助電源装置(SIV)・CP等を更新

 等であり、施工前に予想されていた前頭部の貫通扉化は見送られ、パンタグラフもシングルアーム化されていない。車内設備は、2200系の仕様が青海線水澄線の乗客から好評を得たため(特に座席数が8席/両増加する点が喜ばれた)本形式にも拡大することとなった。

 なお、このリニューアル工事は、八浦検車区所属の4号車と御幸台検車区所属の1号車は未施工となっている。その事情については後述。

2600系/2600系先頭改修後.png
2600系リニューアル車 先頭部

2600系/2600系車内改修後.png
2600系リニューアル車 車内

4.8両編成化

 本形式の状況が激変したのは令和2年のコロナ禍である。輸送需要の急減を受けて同年4月から実施された「縮退ダイヤ」により、青海線水澄線の日中の特急八浦矢積以遠普通列車化、急行区急に変更され、しかもこれは後に「一時的処置ではない」とされた。このことにより、それまで日中の両線の普通列車を4両に減車する場面が無くなり、本形式は2020年4月21日以降、8両固定編成として運用するようになった。

 この処置は、少々困った事態を引き起こした。2020/04/21の時点では、本形式はその未明における滞泊先でたまたま併結相手となっていた相方と固定編成化されるわけだが、車両の微妙な仕様の違いや検査周期、果ては車両番号の規則性といった要素は当然ながら無視されており、そのままではいずれ車両の管理に不都合が生じる。そこで、そこからおよそ一ヶ月間をかけて、本稿冒頭の所属車両一覧表のように編成を連結し直した。

 この作業は、日中に関浜車両所に本形式が8両(4両+4両)×3本×2組(青海線水澄線分)待機する場面を利用し、恒久的にペアを組ませる予定の編成が両方揃った際に併結相手を組み替えさせる、という方法で行われた。実は、かつて5000系を8両固定編成化した折にも同様の方法を採っており、そのノウハウをうまく活用した形になる。

 ただし、対面となる両先頭車を幌で接続する手順は省略された(そのため営業運転での東京線入線は引き続き禁忌となる)。前述のように大きな手間を要することと、2600系併結用の幌・幌座が2組しか準備されていなかったためである。これはあくまでファンの憶測に過ぎないが、南西急行では今後の需要動向を見て本形式をいずれ6両化する方針(しかもそれはコロナ禍以前からの既定路線であるようだ)と言われており、いずれ無駄になる幌・幌座の調達を避けたものとも考えられる。編成中間に閉じ込められる先頭車のリニューアルが見送られていることもその傍証と言える。

 なお、車両番号は、4・5号車となる制御車の運転用機器が使用停止されてT1・T2車となった以外は変更されていない。車齢が20年近いのにそんな手間をかけても仕方が無い、と割り切ったものと思われる。


種別現有車両退役車両旧世代車両
通勤用車両1600系 8連×19本=152両
1800系 8連×16本=128両
1000系
1400系
一般用車両2200系 8連×16本=128両
2600系 8連×16本=128両
6200系 8連×08本=064両
2000系
5000系
4600系4200系
4800系4400系
急行用車両3200系 8連×14本=112両
5200系 8連×14本=112両
5400系 8連×12本=096両
2000系
5000系
3000系
4000系(快速用)
臨時用車両6400系 4連×13本=052両
7600系 4連×08本=032両
6000系
特急用車両7400系 8連×13本=104両
7800系 8連×14本=112両
7000系
7200系
8000系


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