南西急行電鉄研究会

関浜車両所

1.概要

 関浜車両所は、関浜検車区と関浜工場を統合して平成14年度より発足した総合車両基地である。一帯は訓練センターや現業機関が併設され、南西急行の鉄道事業上、重要なエリアになっている。

 関浜検車区は、湾岸新線建設に際して、拠点たる美咲駅をスルーしてアクセスできる車両運用上の要所として計画され、関係者の期待は大きかった。しかし、いざ使ってみると「関浜地区には留置線こそ必要だが検修設備は必ずしも必要ではなかった」というふざけた意見が続出し、検車区を名乗ってはいたが事実上留置線としての機能しか活用されなかった。平成14年3月に、半ば強引に東京線(急行線)の全車両を関浜車両所所属とすることでようやく有効に機能するようになった。

 関浜工場は青海鉄道八浦工場、水澄鉄道矢積工場の2工場の機能を統合して昭和53年5月に発足し、路線全通後は緩行線以外の全車のA・B検査を実施している。中間車の運転台取付改造や電気・軌道総合検測車の新造まで可能な総合工場である。平成20年度末をもって紅林車両所の工場部門が廃止され、それ以降は緩行線用の車両のA・B検査も担当することとなったため、工場設備の増強と稼働率の向上、検査所要日数の短縮が図られている。

2.所属車両

 平成28(2016)年末に6400系御幸台検車区へ、7200系八浦検車区へ転属。平成29(2017)年度下期~翌年度上期にかけて3000系3200系へリプレースされ、平成30(2018)年度上期に時点で所属する営業用車両は3200系112両、5200系112両、5400系96両の計320両となった。

3200系/3200系先頭部.gif
3200系
 
3200系/3200系所属車両一覧.gif
3200系所属車両一覧
5200系/5200系先頭部リニューアル後.gif
5200系
 
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5200系所属車両一覧
5400系/tc5400.gif
5400系
 
5400系/list5400.gif
5400系所属車両一覧

3.レイアウト

関浜車両所/関浜検車区改良後.gif
関浜車両所の改良後のレイアウト

 関浜車両所は、南西急行で唯一基地の両側から入出区が可能であり、運転取扱上有利なレイアウトで設計されている。新成原駅からの入出区線は平成4年度に増設された。この設備は南西急行では珍しいことに準備工事が施工されていた。電留17~24番線も同時期に増設された設備である。

 オレンジの線路は訓練線であり、訓A線の「甲駅」と訓B線の「乙駅」の2駅と、駅中間の信号設備を備え、実車を使用した運転取扱の訓練ができるようになっている。年1回、11月に「基地まつり」として公開される際は、この訓練線を利用して体験乗車を実施している。

 電留25~32番線は、7800系建造等により南西急行の車両数が増えてきたことを受けて増設された設備である。この改良に伴い砂町駅方の引上線も1線増設され、それによって訓練センターも移設されるなど、大きな工事となった。また、新成原駅方からの着発線が1線しかなく非常に心もとない設備であったため、洗浄線3線も着発線として利用できるよう配線が見直されている。

 当所の事務所は、新成原駅関浜駅のちょうど中間付近にある。つまり、どちらからも遠いため通勤には実に不便であり社員からの評判はすこぶる悪い。そのため、平日の朝には青海線水澄線から美咲駅に到着し当所へ回送する列車2本に社員を便乗させ、検査線に直接入線させることで通勤の便を図っている。退勤の場合は、19時台に同様に美咲まで2本の回送列車に便乗できることになっている。

関浜車両所/depo-sekihama.gif
関浜車両所の旧レイアウト

4.組織

 関浜車両所の組織は、通常の車両運用の中で行う検査を担当する「検査部門」と、分解検査や改造・新造等を担当する「工場部門」に大きく分かれ、後者のみでも検車区2つ分の要員を抱える。そのため、当所の所長は本社の部長クラスをもって任ずる慣習になっている。副所長も本社の課長以上のクラスの社員が任ぜられ、それぞれ検査部門と工場部門を分担して管理する。


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