紅林検車区
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1.概要
紅林検車区は、東京線(緩行線)の全車両を担当する基地である。京神電鉄時代の紅林複々線化工事途上の1970(昭和45)年2月に、神宮線を入出区線として活用する形で開設された。当初は、三泉基地から工場機能を移転した「紅林工場」と、日常の車両検査を担当する「紅林検車区」が併設されていた。
2002(平成14)年度に紅林検車区と紅林工場を組織統合して紅林車両所となり、2008(平成20)年度末をもって工場部門を廃止して、現在は検車区機能のみが残って「紅林検車区」となっている。工場部門が廃止されたのは、設備の老朽化のほか、大半の車両がVVVFインバータ制御車となり、車体もステンレスあるいはアルミ製が主体となってメンテナンス量が大きく減少したことによる。
2013(平成25)年3月から東急荻塚線の車両を当区に収容・検査するようになったため、東急の負担金により工場部門の跡地に電車留置線が増設された。また、検査スタッフの増に対応すべく事務所棟が建て替えられた(これも一部は東急からの負担金による)。さらに、その検査スタッフも一部は東急からの出向者であり、当区の検査体制は極めて特殊なものとなっている。
2.所属車両
所属車両は1600系152両・1800系128両に加え、新東京メトロ18000系136両の全検査を受託しており、合計で416両(平成29年度末現在)。東京急行電気鉄道の車両は別枠で6両×24編成=144両が所属する。





3.レイアウト

2013(平成25)年3月に使用開始となったレイアウト。電留25~36番線の12編成分の留置線が増設されている。東急の車両は原則として電留1~16番線を使用し、東城学園駅の下1番線で折り返して回送線(入出区線)経由で東急の武蔵神宮駅へ出入りする。なお、東急荻塚線には新東京メトロ南北線・東京都営三田線・埼玉高速鉄道の車両も乗り入れてくるが、基本ダイヤではこれらの車両は当区には入区しない。しかし、ダイヤが乱れて運用が狂った場合には入区することがあり、それに備えた試運転や訓練(自走不能になった場合に他の編成を連結して救援する)も行われた。


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