南西急行電鉄研究会

湾岸ライトレール

1.湾岸ライトレールの概要

湾岸ライトレール/湾岸LRT路線図.gif

 湾岸ライトレールは、県内各地から湾岸地区へのアクセス改善を目的にX県が第三セクター方式で建設した「軽快電車」の路線である。平成13(2001)年9月に開業しKozu Dizney Fieldの開園に間に合わせている。X県第三の都市川浜市から、神津港トンネルで対岸の湾岸地区へ出てKozu Dizney Resortへのアクセス機能を南西急行と分担し、成原ポートシティまで南西急行と並走。そこからは内陸へ向かい南武鉄道成原市駅を経由してJR成原駅に至る。

 この路線が開業するまで、湾岸地区への足は南西急行1本しか無く、同地区が発展するにつれてアクセス手段の貧弱さが問題視されるようになった。特に、川浜市からは神津駅での乗り換えが必要であり、神津港をU字に迂回するルートが遠回り感を助長させていた。一方、JR南海道本線や南武鉄道が走る内陸部(と言っても埋め立てられるまでこの地域は海岸だった)から湾岸地区に向かうには、神津か美咲に出て南西急行に乗り換えるかバスを利用するほかは無く、こちらも不便な状況であった。

 湾岸ライトレールはこうした状況を改善すべくルートが選定されている。また、川浜市の臨海工業地帯へのアクセス路線として、JR鶴見線や南武鉄道大師線の代替機能を果たしている(両線とも本路線開業と同時に廃止された)。

2.湾岸ライトレールの停留所

湾岸ライトレール/湾岸LRT停留所.gif
湾岸ライトレールの停留所
 湾岸ライトレールは、他の鉄道会社との乗換駅を中心とした生活圏をひとつのゾーンとして、全線を7つのゾーンに分けている。ただし、第3・第4ゾーンは後述する割増運賃を徴収するためのダミーであり、実際には5つのゾーンが存在する。

ゾーン1
川浜市都心部を中心とするゾーンであり、市内電車的に利用される、川浜市駅前~浜崎車庫間はもともと南武鉄道の大師線であった区間で、平成13年に約1か月間の運休期間を挟んで経営移管された。浜崎車庫は旧大師線用の車庫である。
ゾーン2
川浜市鶴見区の生活圏ゾーンで、旧JR鶴見線鶴見~浜崎間廃止に伴う代替路線として機能する。工業地帯への通勤客で朝夕は大変混雑するが、日中は閑散としており、本路線の輸送の谷間と称される。しかしその区間はごく短いので運転本数は他のゾーンと同じである。
ゾーン5
湾岸地区開発計画における第1・第2ブロックにあたる。Kozu Dizney Resortと巨大商業施設群の利用者で終日混雑する。ある意味で本路線を象徴するゾーンである。
ゾーン6
湾岸地区開発計画における第2・第3ブロックにあたり、成原ポートシティの域内交通機関として整備された区間。湾岸ニュータウンの住民の足としても機能する。この路線があるため、湾岸ニュータウンは自家用車の保有率が低いと言われている。
ゾーン7
成原市の市内交通機能を果たしているゾーン。本路線の開業でJR成原駅~南西急行新成原駅間を結んでいた基幹バス路線が廃止され、同市内の道路渋滞が緩和された。

3.運賃体系

 湾岸ライトレールの運賃は、1ゾーン内のみの利用で150円、そこからゾーンを跨るごとに50円が加算されるシステムになっている。表にすると以下のようになり、川浜~成原間は450円になる。なお、金額の切りの良さを維持するため、平成26年4月の消費税率8%化の際にも運賃値上げを行わなかった。 

ゾーン跨り数0123456
運賃150200250300350400450

 このシステムで特徴的なのは、多額の工事費を要した神津港トンネルの区間を二つ分のゾーンとして取り扱い、このトンネルを通って利用すると自動的に三ゾーン跨りの150円の加算運賃が徴収される点である。これにより、湾岸LRTで最も典型的な利用パターンである鶴見~海浜公園間の利用で運賃は300円となり、短絡ルートの利便性の対価として建設コストを回収している。

 運賃の決済は、車両に搭載されたPASMOリーダ/ライタで行う。または、乗車したゾーンの番号のみが印刷された整理券に基づいて現金で決済する。

4.車両

湾岸ライトレール/湾岸LRT2000形先頭.gif
湾岸ライトレール2000形 先頭部

湾岸ライトレール/湾岸LRT2000形.gif
湾岸ライトレール2000形

 湾岸ライトレールの車両は、2015年時点では2000形1車種のみ。3車体4台車の連接構造を採用し、全台車が動力台車である。全ての乗降扉の両側にPASMOのリーダ/ライタを備え、さらに両運転台付近には現金収受用の精算機が備えられている。

 LRT(Light Rail Transit)と言えば併用軌道の停留所から段差なしで乗降できる超低床車を思い浮かべるところだが、湾岸ライトレールは旧南武鉄道大師線区間以外の全線が新規開業路線であり、全停留所が高床式のホームを備えているため超低床車を導入する必要は無かった。そこで2000形は、水澄登山電鉄の200形をベースに、軌道法で規制されている編成長30mに納めるべく車体長を短く再設計した仕様となった。床面は全てフラットであり、他の路線の超低床車が苦しい設計によってなんとかバリアフリーを実現しているのに対し、はるかに低コストで同様の乗降性を実現できている。

5.妄想の解説

 湾岸ライトレールは、南西急行電鉄の設定の初期からあった並行路線です。が、具体的に考えたことはいつはこれまで無く、ようやく設定をこしらえ始めたところです。今後の更新にご期待ありたく(2015.10.10)


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