南西急行電鉄研究会

平成30年7月21日ダイヤ改正

 本改正は、前回の平成28年12月ダイヤ改正の不備を修正する形で実施された。

(1)一部列車の種別変更

 ダイヤ全体の変更点として、盛り込みスジのうち臨Aスジを使って運転される急行は全て区急に種別変更された。これは、朝ラッシュ時の返しダイヤの時間帯に、スジが異なる急行が2種類あって煩雑になっていたのを解消するためである。正規の急行スジを使って運転される区急(夜間の新八浦御幸台新宿間10本)の列車種別はそのままとなっている。

(2)快速急行のテーマカラーを変更

 これまで茶色であったものをに変更した。短距離特急のテーマカラーたるダークレッドとの区別がつきにくいという不評を受けての措置である。

(3)美咲空港アクセス輸送の改善

 前回改正で美咲空港アクセス特急「ひよどり」が増強されたが、今回、さらに新宿05:00発・北千住04:50発の臨時便が定期化された。これに伴い、深夜の上り方向についても美咲新宿間、美咲北千住間の各1本が増発され、「ひよどり」の定期列車は新宿美咲北千住美咲各3往復となった。編成は6400系7600系の4両が標準で、需要に応じて6両ないし8両に増結される。そのパターンについては車両運用#4.臨時用車両を参照されたく。

(4)新成原・海浜公園からの着席サービスの改善

 平成28年12月ダイヤ改正においては、平日夕方に「45分間に定期急行2本・臨時増発特急1本」を運転するダイヤパターンが採用され、美咲空港・成原ポートシティ・KDR等の大規模集客施設からの帰り客向けの着席サービスが強化された。

 それ以前の30分ヘッドで新成原始発急行を6本挿入するパターンでは、列車間隔の関係から青海線からの直通急行のみが激しく混雑する、という現象があり、水澄線からの直通急行に対して不公平という声があった。45分パターンは、この不公平を是正するために導入したものである。しかし、ダイヤパターンが非常に覚えにくいため、これまた乗客からも現場からも大変な不評を買った(列車の増発自体は評価されたが)

 そこで、平成30年7月ダイヤ改正においては、この時間帯の臨時増発特急の運転を取りやめ、新成原始発の区急8本を定期運転するダイヤに変更された。なお、特急が無くなり、始発列車の無い海浜公園からの乗客に対する着席サービスが低下したことについては、この区急8本の後ろ寄り4両を海浜公園まで締切扱いとすることで補完している。

 また、金曜日に増発されていた上り急行4本(一般用車両8両編成)については、海浜公園におけるKDRからの帰り客のピークが21時台になることから、時間帯が繰り下げられた。この上り急行4本がそのまま渋谷で折り返して下り区急4本になり、金曜日に特別な車両運用を組んでいたのが解消されている。なお、この上り区急についても、前述同様に海浜公園からの乗客に対して空車4両を提供する取り扱いがなされる。

(5)平日ダイヤの強化と休日ダイヤの調整

平日ダイヤ

  • 夕方ラッシュ時の混雑緩和のため、渋谷駅場面で17時台に渋谷新成原間の区急が2本増発された。この列車のターゲットは、紅林でJR川浜線から乗り換えてくる帰宅客であり、夕方上り区急の増発のための送り込み列車を兼ねている。

休日ダイヤ

 夕方上りの新成原海浜公園からの帰り客をターゲットとした急行を6本(45分間に2本×3セット)運転していたが、平日ダイヤと運転時刻を合わせている都合から帰り客のピークと設定時間帯が合っておらず、利用も芳しくなかったため、潔く廃止した(増発臨時特急も同様)

 また、午前10時台に運転されている渋谷新成原間の急行12本のうち最後の1本(前回のダイヤ改正で増発されたもの)がしれっと廃止されている(残っている11本も列車種別を区急に変更)

 南西急行では、これらの輸送力調整に関して、イベント等による多客に対しては臨機の増発により対応する、としている。つまり、経営上の負担になる定期列車を削減し、利用の繁閑には臨時列車を出すことで効率化した、というところになる。


最近の更新
アクセス数
累計: 241040
本日: 4935
昨日: 6681
一昨日: 4995

Contents