南西急行電鉄研究会

増発列車のダイヤ

 南西急行は、沿線に著名観光地や大規模集客施設が多く、乗客数の波動が大きいという輸送上の特性を有しており、盛り込みスジを活用した増発列車を適宜設定している。本項では、平成28年12月ダイヤ改正平成30年7月ダイヤ改正における概況を紹介する。

1.東京→海浜公園・新成原・美咲空港

(1)臨時特急

 平成28年12月ダイヤ改正では、6400系増備車の登場により東京→湾岸地区方向の特急が大幅に増強された。運転時刻を表1に示す。なお、これらの列車を全て8両編成で運転するには臨時用車両の数はまだ不足であり、需要に応じて別項のように編成を変更することで対応している。

A.美咲空港アクセス

増発列車のダイヤ/増発列車下り朝方時刻表.png
表1 下り臨時特急列車の時刻表(朝方)

 美咲空港を早い時間帯に出発する飛行機の搭乗客に向けて、新宿05:00発の特急ひよどり1号と北千住04:50発の特急ひよどり21号以降各3本が定期運転される。この6本の列車は通常は6400系または7600系4両編成が充当されるが、団体客が混乗する場合や繁忙期には6両ないし8両に増結される。

B.KDR・成原ポートシティ向け

 従来、東京方面から海浜公園駅至近のKDR(Kozu Dizney Resort)へ向かう乗客は、08:00の開園に合わせるとなると旗塚駅場面で06:30~07:30の東京線快速急行に乗るしかなく、これらの列車は平日・休日を問わず常に混雑して大不評を買っていた。

 平成28年12月ダイヤ改正ではようやく抜本的な対策がなされ、平日・休日ともに北千住美咲に4本の増発特急「ひよどり71・73・75・77号」(この便番号は平成30年7月21日ダイヤ改正で変更されたもの)が多客期に設定された。この4本は、海浜公園特急なぎさ・ひびきの待避を行う。特急の同種待避は南西急行では初めてではないが、定期列車に準じた形で設定された点では注目されよう。

 なお、「ひよどり」の主力車種たる6400系にはKDRアクセス客をメインターゲットとする「Bayside Express仕様車」があり、基本的に75・77号に充当されることになっている。

C.休前日のホームライナー特急増発

増発列車のダイヤ/増発列車下り深夜時刻表.png
表2 下り臨時特急列車の時刻表(深夜)

 表2の特急「ひよどり51・53号」は、土曜・連休前の平日深夜に運転されるホームライナー的列車である。このような列車は平成25年12月ダイヤ改正で新設され平成27年7月ダイヤ改正で早々と消えた特急スターライナーの前例があり(実はその前にもある)、南西急行社内でも「また短命列車を作るのか」と揶揄された。ただし、今回の列車設定は、実はその翌日の朝の特急「ひよどり52・54号」(後述)に充当する編成の送り込み回送を兼ねており、南西急行としてはこの列車の成否にはさしてこだわっていないらしい。

 なお、この列車に充当されるのは「ひびき264号」「なぎさ166号」の新宿到着後の編成であり、臨時用車両ではない。

(2)区間急行の延長運転

 平日・休日の午前中に運転される新成原区急は、5001~5013レの7本(平日ダイヤで新宿発として運転される列車)が需要に応じて美咲まで延長される。

増発列車のダイヤ/急行延長運転時刻表.png
表3 区間急行の延長運転の時刻表

2.美咲空港・新成原・海浜公園→東京

(1)早朝

増発列車のダイヤ/増発列車上り早朝時刻表.png
表4 上り早朝の増発列車の時刻表

 土曜日および連休の初日に増発特急「ひよどり52・54号」が設定されている。この列車は南西急行沿線から東京およびさらに遠方に出かける行楽客の利便性向上を狙っている。充当する編成は、前日の特急「ひよどり51・53号」として送り込んだ特急用車両である。

 注目すべきは「ひよどり54号」が桂木町始発で設定されていることであろう。その理由は別項で述べる

(2)夕方

増発列車のダイヤ/増発列車上り夕方時刻表.png
表5 上り夕方の増発列車時刻表

 この時間帯の輸送サービスは、近年、試行錯誤を繰り返していたが、平成30年7月21日ダイヤ改正新成原始発区急8本を定期運転するダイヤに変更された。また、金曜日の増発区急海浜公園におけるKDRからの帰り客のピークに合わせて、運転時間帯が繰り下げされた。この副産物として、金曜ダイヤの車両運用が単純化されている。

 


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