南西急行電鉄研究会

南西急行の現業機関

南西急行は、営業エリアを7つの地区に分けて、そこに所属する現業機関が営業活動・車両保守・設備管理を行う体制を採っている。本項では南西急行の現場第一線を張る現業機関について概説する。
企業研究室/gengyo.gif
南西急行の現業機関の配置

1.地区センター

 地区センターは、本社の総務部総務課事務センターの出先機関のようなもので、7地区の現場社員の庶務関係を取り扱うほか、社主催または地元と共催するイベントの運営、地区で共通的に使用する備品類の管理、地区内で実施する保全作業や工事に関する現業機関間の計画調整等、多様な業務を行う。はっきり言えば何でも屋である。

(1)地区センターの体制

企画G
渉外、社内調整を主任務とする。
総務G
地区センターおよび地区に所属する現業機関の社員の庶務関係を担当する。各現業機関の総務Gを指導する立場にある。
経理G
地区センターおよび地区に所属する現業機関の経費の管理と会計を行う。売上金の収納も重要な業務である。
計画G
地区内の保全作業・工事の計画調整を行う。昔は設備区の保線Gが線路閉鎖作業の計画業務に限って担当していたが、鉄道システムの複雑化によって、多岐にわたる調整作業が必要となってきた(簡単に言えば社内が官僚化したということ)ことから地区センターが担当するようになった。

(2)地区センターの配置

地区記事
渋谷渋谷駅3Fの駅事務所スペースの一角にある。管轄する社員数が最も多く必然的にトラブルも多いので総務Gにはベテラン社員が配置される慣例になっている。
神津藤田駅新神津駅方にある総合現業事務所ビルにある。名称と所在地が一致しない唯一の現業機関。他の鉄道会社やバス会社等との折衝業務が多く、業務はかなり厳しい。
美咲美咲駅から桂木町駅方へ徒歩2分の高架下に事務所を有している。地区内にはKDR・成原ポートシティ・美咲空港という三大集客施設があり、南西急行で最も多忙。他の地区から要員応援を得て対応することも多い。地区センターの中で最も格上。
八浦八浦検車区構内の現業事務所ビル内にある。旧青海鉄道の本社機能を担っていたところであり、青海半島一体の自治体とコネがある。有望な若手社員に鉄道が水商売であることを理解させ鍛えるためにこの地区センターに配属させるという人事慣行がある。
矢積矢積駅から渡木駅方へ徒歩5分の高架下事務所にある。かつては矢積検車区の現業ビル内に事務所を構えていたが、矢積駅の高架化に伴って矢積駅内に移転、さらに同駅のエキナカ開発に伴って現位置に移転した。八浦地区と異なり、JR二社との折衝など重要業務が多く、位階の高い社員が多く配置されている。
青海青海運転所構内の現業事務所ビル内にある。イベント等で地元との調整が頻繁に発生し、所長はベテランでなければ務まらない。社における位置付け以上に地元に対する面子の点で重要な地区であると言える。
水澄水澄運転所構内の現業事務所ビル内にある。当地区も観光地としてイベント等の対応が頻繁にあり、その手のことが好きな社員でなければやっていけない。

2.営業区

 営業区は、南西急行の各駅における出札・改札・販売・保安業務を担当する現業機関である。19箇所ある。

(1)営業区の体制

 営業区には以下のグループがある。

企画G
営業区全体の運営管理を行う。勤務は基本的に日勤だが、所管する各駅を巡回するため不在にすることが多く、円滑な業務運営を支障させていると各部門から指摘されているがなかなか改善されない。
総務G
営業区の庶務・人事・契約等を担当する。勤務は基本的に日勤。経験を積んだ女性社員が多い。
駅務G
出札・改札・旅客案内を担当する。出面制勤務で、管内の各駅に、輸送状況に応じて適正な人員を配置して業務にあたる。所属する社員は、通常は担当する駅が勤務地であり、用務があるときだけ所属する営業区に顔を出す、という勤務形態になっている。担当駅は四半期ごとに交代する。目黒台線窯硅院駅目黒台駅では、駅務用機器を営業区配置駅(旗塚駅)から遠隔で制御・監視するシステムを導入し、さらなる省力化を図っている。
保安G
ホーム立番や信号扱い等の運転業務を担当する。勤務形態は駅務Gと同様である。要員は全駅に配置されるわけではなく、乗降人員の多い駅、ホームの見通しが悪く乗務員だけでは安全確保が困難な駅、終着列車の降車確認が必要な駅などに配置される。終日配置される駅もあれば、時間帯を限定して配置される駅もある。また、営業区に常駐して、管内の各駅の監視カメラを確認し異常事態に対応する任務も負っている。
営業所G
営業区配置駅と陽光高原駅水澄東口駅の計21駅にある「営業所」を運営するグループ。出札窓口とは別にカウンターを設けて個人旅行やツアー等を取り扱い、団体旅行の申し込みを受け付けて渉外営業Gに引き継ぐこともある。すなわち、直轄の旅行会社と言うべきものであり、南西急行の営業・販売システムVARSERSはマルス端末や航空券発券端末(JAL/ANAについては専用端末がある)の機能までも備えており、およそ旅行に関する全ての手続きがここで完結する。なお、営業所は現地の観光案内所や、南西急行の企業活動全般にわたる「お客様相談窓口」の役割も兼ねている。
渉外営業G
法人営業を担当する、外回り中心のグループ。新宿・神津・美咲・八浦・矢積の5営業区に配置されている。南西急行ビジネスきっぷ(詳細は別項を参照)の販売、学校・企業の定期券の一括販売、遠足・修学旅行・社員旅行から海外出張の手配(美咲空港へのアクセスが便利なため、南西急行の沿線には海外志向の強い企業が多い)まであらゆる旅行業務に対応できる。また、沿線外の各地から南西急行沿線を目的地とする旅行の着地側窓口としても機能する。南西急行の収入面の重要な柱となっており、営業所Gを経験した社員が主に配属される。

(2)配置と管轄駅

 太字の駅には営業所を併設している。

地区名称管轄駅記事
渋谷新宿新宿駅全列車が折り返すターミナル駅であり忘れ物の取扱量は半端ではなく。繁華街の至近でもあるため、酔客の対応も必要。他路線との乗換客の案内対応…と、南西急行でもかなりハードな営業区とされている。若手社員にとっては、特急列車の折り返し整備を担当する会社の女子スタッフとの合コンが楽しみ。
渋谷渋谷駅はっきり言って治安の良い場所とは言えず、当駅を担当する警察や警備会社との連係プレーが求められる。当区の管理者層はベテランで固められ、南西急行の最重要拠点を締めている。同駅には改札口が4箇所もあるため多くの要員が必要であり、駅の大規模改良(別項を参照)が行われればさらに増えることになる。
旗塚旗塚駅
恵比寿駅
池尻駅
新杉原駅
窯硅院駅
目黒台駅
担当駅に巨大駅旗塚とラッシュ輸送の拠点恵比寿の2駅を含んでいる。目黒台線の2駅は通常は無人で、当区から遠隔で監視・制御しているが、それでも営業区では最も多くの人員を擁している。当区の助役職は営業系社員の幹部登用への登竜門であると言われている。
三泉三泉駅
岩崎駅
香堂駅
姫川駅
東仙寺駅
超典型的な通勤駅群を担当する営業区。青海線水澄線沿線で新規採用された営業社員は、東京圏のラッシュに対応するノウハウを身につけるために最初にこの区に配属される。
神津紅林紅林駅
有川駅
槙坂駅
東城学園駅
武蔵神宮駅
南西急行でも屈指の文教地区を管轄し、児童・生徒・学生(というよりその親の年代)に対応することが多く、さまざまなトラブルに遭遇する。このため、人生経験が豊富な年配の社員を配置する傾向が強い。年末年始には武蔵神宮参拝客の対応で地区センターや他営業区からの応援を受ける。2013(平成25)年3月の東急荻塚線開業に伴い武蔵神宮駅関連の業務量が増大し増員が求められているが未だに実現していない。
乾駅
末木駅
藤田駅
新神津駅
京神電鉄時代からの上得意客が多いエリアを担当。接客業務に強い社員が配置される。各駅ともあくせくした雰囲気は無く、勤務地として人気が高い。
神津神津駅
狩野駅
日ノ出町駅
神津駅は都合2駅分以上の業務があり、管轄下の駅は2つに抑えられている。JRとの乗換案内では幅広い知識を求められるため、ベースとなる知識量を期待して鉄ヲタ要素の強い若手社員が配属される傾向がある。狩野・日ノ出町駅は、ハードな神津駅の勤務で疲弊した社員を休ませるための場であると言われている。実際、両駅は乗りなれた定期客しかおらず、勤務はまったりとしている。
美咲海浜公園海浜公園駅
新長坂駅
安本駅
利用者が急増中の急行停車駅3駅を担当。海浜公園・新長坂両駅の多客に対応すべく休日勤務が多く、それでいて平日朝ラッシュ時には安本駅の通勤対応(略称:通対)があり、南西急行最強のブラック営業区と言われる。社員からは敬遠されるが「やりがいはある」との評も。
新成原新成原駅
関浜駅
砂町駅
若手社員・若手管理者クラスの入門的な営業区であり、新成原駅でイベント対応に忙殺されることもあれば、未開発の埋立地でヒマを持て余すこともあり、業務の繁閑に柔軟に対応できる社員でなければ辛いと言われている。
美咲空港美咲空港駅当区の区長は対外的に駅長の肩書を使っている。華やかな職場に見えるため配属を希望する社員は多いが、外国人客をはじめ対応に苦慮する場面が多く、当駅への配属はかなり慎重に考課されたうえで(早い話が「潰れないように」)決定されるという。特に当駅で3年勤め上げた女性社員はどこの営業区でも通用するとされ、当駅からの異動時期になると争奪戦が展開される。
美咲美咲駅
桂木町駅
館川町駅
この3駅は運転取扱上一体で機能するので、同じ営業区で管理している。南西急行では当営業区の保安Gでの勤務経験がなければ輸送指令には入れないと言われている。営業面でも、ダイヤ乱れの場合には多くの列車の始発駅として旅客を混乱させないよう対応しなければならず、厳しい職場と言える。
八浦名取名取駅
大倉駅
北方駅
勝俣駅
南条台駅
薙山駅
美咲への通勤駅として似たような性格の6駅を担当するため、ローテーションで勤務する社員の負担は少ない。それゆえ年配の社員が配置される傾向が強い。
八浦八浦駅
戸机駅
青葉ヶ丘駅
新八浦駅
市浜駅
青海線の一大拠点八浦を管轄する。その他の駅はそれぞれ全く性格が異なっており、社員はローテーションの度に頭の切り替えに苦労することになる。人事交流として、傍系の八浦鉄道から常に2名の社員が出向扱いで所属しており、小さからざる戦力となっている。
矢積柊台柊台駅
石沢駅
江藤駅
静町駅
神明峠駅
美咲への通勤客が利用の中心となる各駅を担当。名取営業区と比較されることが多いが、こちらは急行停車駅が2駅含まれているので若干ハードな勤務となっている。
矢積矢積駅
柳之宮駅
長妻駅
渡木駅
御幸台駅
水澄線の重要駅矢積・御幸台を管轄する営業区。当区のマンパワーの8割はこの両駅に割り付けられるため、他の3駅は若干人手不足気味であり、平日の通勤時間帯には矢積地区センターから助勤者が出る。
青海鶴神鶴神温泉駅
飛田駅
郡塚駅
菅原駅
藤阪駅
北戸駅
超典型的な田舎の営業区。6駅も管轄するのに要員数は営業区の中では最少クラスであり、小駅での勤務は担当業務が多くかなり辛い。東京側で採用された新入社員は最初に当区または柊台営業区に配属されるのが慣例となっているが、田舎だと思ってナメて異動してきた社員はショックを受けるという。
青海青海ヶ浦駅
若江温泉駅
陽光高原駅
船津駅
桜崎駅
国際的観光地青海半島を担当する営業区。青海半島は夏季はもちろん冬季も避寒地として人気があり、観光シーズンには要員の確保に苦慮する宿命にある。
水澄戸張戸張駅
上原駅
興隆寺駅
高徳駅
中河駅
鶴神営業区と位置付けが似ているが、こちらは担当駅が1つ少ないので状況は若干楽。これといった特徴の無い駅ばかりで突発的に多客に見舞われることも無く、隣接の水澄営業区への助勤が単調な勤務の中でのアクセントと言える。
水澄水澄駅
杉岡駅
聖渓谷駅
水澄東口駅
珠ヶ谷駅
国際的観光地水澄のホスト役として近年位置づけが急速に上昇。特急停車駅2駅に加え、新たな観光拠点として水澄東口駅が要員数を逼迫させている。

3.運輸区

 運輸区は、運転士職場である運転区と車掌職場である車掌区を統合した現業機関である。現在の体制になったのは平成4年10月のダイヤ改正であり、要するに増員した乗務員を効率よく管理するために職場を大規模化したのである。南西急行は時限勤務制や専門昇級制など、乗務員をメインターゲットとした勤務制度を導入しており、平日の朝ラッシュ時のみ乗務するママさん運転士から、車掌一筋30年の超ベテランまでいろいろな社員がここに集う。

(1)運輸区の体制

企画G
運輸区全体の運営管理を担当。
総務G
運輸区所属乗務員の庶務および人事を担当。乗務員は通常は区にいないため、連絡事項の伝達や提出物の回収等には大変な苦労をする。
安全指導G
乗務員の安全に関する指導を担当する。各種の勉強会・訓練会等を企画するほか、適性検査等も行う。
接客指導G
乗務員の接客に関する指導を行う。南西急行では、乗務員に営業社員としての役割を課していないが、駅や車内における接客要員としては大変重要視しており、定期的なトレーニングを行っている。南西急行の女性の営業系管理職はたいていこのグループの助役を経験している。
運転士G
運転士が所属する。区に割り当てられている行路から周期的な勤務パターンを組んだものを交番と呼び、その交番に割りつけられている乗務員のユニットを交番組と呼んでいる。行路・交番はダイヤ改正の際に変更されるが、交番組のメンバーは四半期ごとに変更され、業務のマンネリ化を防いでいる。また、平日のラッシュ時など特定の時間帯に頭数を確保するために時限勤務制で勤務する乗務員を波動組と呼んでおり、この組は交番には所属せず毎日特定の行路に乗務する。南西急行がパターンダイヤにとことんこだわるのは、交番組の乗務パターンとダイヤパターンを合わせて、波動組の行路を分離して取り扱えるようにするためである。
車掌G
車掌が所属する。南西急行では回送列車への車掌の乗務を原則として省略しているため、運転士と車掌の行路は異なり、必然的に交番の周期や組の人数も違う。よって、運転士と車掌は列車ごとに相棒が代わり、結果として社員同士が知り合う機会を増やしている。これは、南西急行が複数の鉄道会社の合併によって成立しており、社員間の融和を短期間に進めるために採った方策であり、現在に至るまで継続されているのである。なお、交番には周期の中で1日だけ運輸区で内勤に就く日が定められて、区で共通的に使用する業務資料の作成や、備品類の整備等の業務を毎日引き継ぎながら行っている(これは運転士Gも同じ)。

(2)運輸区の配置

地区名称記事
渋谷旗塚旗塚駅から池尻駅方に徒歩2分ほどのところにある。急行線東京口における乗務員の一大拠点であり、多数の宿泊勤務者を収容するため、ビジネスホテルに準じた専用の建物を有している。場所的にはここにあるが乗務員の交代は新宿駅目黒台駅で行っており、旗塚~両駅間を添乗させることで実質的に乗務員を手厚くして万一のトラブル対応を迅速化する工夫をしている。
神津紅林紅林検車区敷地内の事務所棟内にある。緩行線担当の全乗務員はここに所属しており、全運輸区の中でも最大規模を誇る。また、旗塚運輸区内と神津駅内に休憩所を有し、乗務員は折り返し乗務の合間は常駐することになっている。
美咲美咲美咲駅の起点側の高架下にある。東京線乗務員の美咲口の拠点であるほか、青海線水澄線乗務員の休憩場所としても機能する。関浜車両所内に派出所を設けており、ここを起点にした乗務員行路も存在する。
八浦八浦八浦検車区構内の現業事務所ビル内にあり、青海線のみならず八浦鉄道の乗務員の管理までを一手に引き受ける。南西急行では輸送障害が発生した場合に青海線本線よりもむしろ八浦支線のダイヤを優先して回復させる。これは、当区に所属する乗務員を八浦支線で八浦駅に送り込む必要があるためであり、当区の大きな問題点とされている。青海ヶ浦駅に派出所があり、特急列車に乗務する乗務員の拠点として本区に劣らぬ重要性がある。
矢積御幸台御幸台検車区構内の現業事務所ビル内にあり、水澄線の全乗務員が所属する。検車区は駅から少し離れているのでアクセスは不便で、乗務員の拘束時間を無用に延ばしているとして問題視されている。当区も水澄駅に派出所を有し、特急組を中心とした乗務員が所属している。

4.設備区

(1)設備区の体制

企画G
区全体の運営管理を担当する。
総務G
区全体の庶務・人事・契約を担当する。
保安G
区所属社員に対する安全上の指導を担当する。勉強会・訓練会の開催のほか、安全確保に必要な装備品類の整備も行う。
保線G
線路設備を担当。検査・保全作業を計画・実施する保全班、工事を計画・設計・施工する工事班、保線用の機械類の整備を担当する保線機械班がある。
土木G
高架橋・法面・斜面・橋梁・隧道等の土木設備を担当する。保全班と工事班がある。
建築G
駅舎・現業機関ビルの建物本体、および上下水道やガス設備等を担当する。保全班と工事班がある。
機械G
エレベータ、エスカレータ、シャッター、ホームドア、自動ドア、自動改札機、券売機、ボイラー、空調機器等の機械類を担当。駅のバリアフリー化や地下駅の開業に伴って近年業務量が急激に増大している。保全班(外注管理を主とする)と工事班に分かれる。

(2)設備区の配置

地区名称記事
渋谷三泉三泉運転所の敷地内にある現業機関ビルに入居している。三泉駅付近の急行線高架化工事が終わるとビルも撤去されることになっているが、未だに代替地が見つかっておらず問題化している。当区は南西急行の東京側4拠点駅(新宿駅渋谷駅恵比寿駅旗塚駅)をはじめとして大量の設備をお守りしなければならず、要員数は設備区の中では最大。特に、建築G・機械Gが増強されている。
神津藤田藤田駅電留線の上に設けられた人工地盤に現業事務所を構えている。当区の業務量は、紅林検車区3割・紅林駅2割・神津駅4割・その他1割といったところであり、特に急行線神津駅前後のトンネル区間は海岸が近く塩分を含んだ漏水への対策に苦慮するところである。
美咲関浜関浜車両所の敷地内にある現業事務所ビルに入居している。南西急行の最重要拠点である美咲までは橋梁を2つ越えて行かねばならず、悪天候時に美咲でトラブルが発生しても対応できなくなるため、そのようなときには美咲地区センターの隣に設けた派出に社員を常駐させる。派出では関浜の事務所と同様の業務が可能なコンピュータ環境が整備されている。
八浦八浦八浦検車区構内の現業事務所ビル内にある。区の事務所が保守担当区間の端にあるため、大倉駅に巡回用の詰所を設けている。
矢積矢積矢積駅から徒歩で10分ぐらいの現業事務所ビル内にある。矢積駅の高架化に際し、同駅に併設されていた検車区の構内から現在地に移った。駅から離れているのは社員からは評判が悪いが、これは緊急時に車で現場で急行する際に駅周辺の渋滞に巻き込まれないようにするための立地である(もちろんコストの低減という側面もある)。八浦設備区と同様、事務所が保守担当区間の端にあり、江藤駅に巡回用の詰所を有している。勤務は基本的に日勤。
青海鶴神鶴神温泉駅の電留線近傍の現業事務所ビル内にある。併設されたお風呂は温泉であり、これがため工務系現業区では最も人気が高い。保守担当区間の中間に位置しており、いわゆる足ロスは小さいが、主要な設備である青海運転所からは離れているため同運転所構内に詰所を持っている。勤務は日勤が基本。
水澄戸張戸張駅の電留線近傍の現業事務所ビル内にある。当駅の高架化の暁には中河駅に移転することになるが、同駅周辺は特に面白みの無い街であり、賛成している社員はいない。多少狭くなるが水澄運転所の巡回用詰所に移転すべき、との意見が大多数である。冬季は除雪が必要になる場面が若干あり、鶴神設備区よりも状況は辛い。

5.電気区

(1)電気区の体制

企画G
区全体の運営管理を担当する。
総務G
区全体の庶務・人事・契約を担当する。
保安G
区所属社員に対する安全上の指導を担当する。勉強会・訓練会の開催のほか、安全確保に必要な装備品類の整備も行う。電力分野の場合、感電のリスクが加わることからより重要。
電車線G
電車線路設備を担当。保全班と工事班がある。電車線路設備は大量の設備を外に晒しておりダメージを受けやすいので検査業務・工事業務ともに繁忙。悪天候時のトラブル対応も必要であり、若手社員からは敬遠されている。
配電G
配電線路設備(架空配電線・ケーブル・配電所等)・電灯電力設備(駅舎の照明・動力電源・電気掲示器・発車標、信号保安設備電源、電気融雪器等)を担当。保全班と工事班があるが、業務は工事班の方に大きく偏る。これは、駅舎の小改良工事がしょっちゅう発生するためである。
変電G
変電設備を担当する。保全班と工事班に分かれるが、変電所の工事はそうそう頻繁には発生しないので業務は保全班に偏っている。関浜電気区のみ、本社の電力指令設備の保全も受け持っている。
信号G
信号保安設備を担当。保全班と工事班がある。南西急行の信号保安設備は、三泉・藤田・関浜・八浦・矢積の5電気区の管内が車内信号式のATC-D、青海・水澄の2電気区管内が色灯信号式のTSP-ATSと綺麗に分かれており、また、田舎になると踏切が多くなるため、路線の重要度とは裏腹に青海・水澄電気区に多くの人員を要するという実態がある。
通信G
通信設備を担当。ネットワーク班と端末班に分かれている。前者は基幹通信設備および無線設備を担当。後者は特に駅や現業事務所等の火災報知機や非常用電話、車掌用ITVや監視カメラ等の重要設備が増加しており、工事業務が輻輳してきている。

(2)電気区の配置

 電気区は、業務上設備区と密接に関連するため、基本的に同じところに事務所を構えている。ただし、電気設備は突然の故障などトラブルリスクが大きく、一部社員を交代制としたり、早朝に勤務時間を設定する社員を配置するなど、設備区とは体制が異なる。

地区名称記事
渋谷三泉東京側の最重要区間を担当し、特に設備トラブルが発生した場合は速攻で対応しなければならないため、配電Gと信号Gの社員の一部を交代制勤務としている。当区管内、特に都心側は電車線路設備は剛体架線や合成架線などで固められ徹底的に故障リスクが回避されているため電車線Gは交代制とはしていない。
神津藤田設備区と同じく、業務は紅林近辺と神津駅に集中する。神津駅は東京から美咲空港に至る重要ルートの要であり、電気設備のトラブルは致命的な事態になりかねない。そのため、三泉電気区と同様に、信号Gと配電Gの社員の一部を交代制勤務として即応できる体制を採っている。
美咲関浜設備区と同様、美咲に社員常駐用の派出を設けている。常駐しているのは電車線Gおよび信号Gの社員であり、勤務は交代制。なお、本社ビルにある総合指令所の設備の保守も当区が担当しているが、トラブルへの対応は情報システム指令の社員が担当する仕切りになっている。
八浦八浦朝に八浦検車区でトラブルが発生すると列車が出庫できなくなるため、トラブル対応要員として平日の早朝に電車線Gと信号Gの一部社員を検車区に常駐させている。その他の社員は日勤である。また、設備区と大倉駅の詰所を共用し、巡回時の拠点としている。
矢積矢積八浦電気区と同様に御幸台検車区の設備トラブルに対応するため平日は早朝からの勤務と日勤の二つの勤務時間を社員に割り振り、前者の勤務では検車区に常駐している(電車線G・信号Gのみ)。江藤駅の巡回用詰所を設備区と共用している。
青海鶴神保守担当エリアの中央に所在し業務上有利な環境にある。勤務は日勤が基本だが、年末年始、GW、お盆等の多客期には交代制勤務を採る。
水澄戸張設備区と同様に、冬季は電気融雪器の保全が発生し、鶴神電気区に比べ業務は苦しい。通常は日勤勤務であり、多客期のみ交代制勤務となる。


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